2013年2月14日木曜日

フレームとホイールの相性 (Cento1 SL & Racing Zero編) [連載記事(2/2)]

Cento1 SL編と書いてはみたものの他の編の予定は今のところ全くありませんのでw


前編の『これからのホイール検討&妄想』から継続したエントリーとなっています。


フレームとホイールの関係はよく言われるところ。
今、自分が使っているCento1とRacing Zero(WO)について最近感じたところがあったので少々まとめをしてみます。



まずCento1 SLについて。
このフレームは剛性が高いモデルです。
といっても前の初号機(エントリーモデル アルミ Evation)と比べて、一気にすげー硬くなったとかそういう感想はまったくないです。
道を走っていてゴツゴツ硬いとか乗り心地が悪くて疲れるとか、そういうのは全然なくてパワーがダイレクトに伝わっている感じがします。
普通に漕いでいる時よりも坂でダンシングした時、そして平地下ハンでもがいた時にかなりそれを感じます。

そしてもう1つのポイントは軽さがとてもある点。
なんというか空洞感がある軽さです。
なのでブンブン振り回せるのですが、剛性が高いお陰でパワーが逃げずに不安定さが出ることも無い状態です。
そう、剛性の高さを実感するのは軽さでブンブンなるくせにちっともロストしている感じがない点から分かりました。



次にレーゼロ。
こちらはご存知の方も多いように剛性高しのホイールと言われています。
踏まないと進まない、脚の売り切れが早い、などとも言われています。
それも間違ってはいませんがもう少々補足した方が正確かなと。

踏み出しは軽い方だと思います。WH-7900-C24ほどではないですが軽いです。そしてよく転がります。
ただC24のような「軽っ軽っ」という感じはないです。
なのでガシガシよく踏めます。(自分の好み的に)
踏んだ分だけグワングワン進むので脚をどんどん回してしまう。なのでその結果として売り切れが早いと言われるのだと思います。

あと、グワングワン進みますが回転を止めると当たり前ですがそのグワングワンはなくなります。
よく転がるので回転はしてくれますが勢いがなくなります。
そりゃ脚を止めているのだからそうなのですがこちらのパワーがなくても「普通の転がり回転以上」に進むホイールというわけではないです。
なので踏まないと進まない、という表現につながるのかもしれません。

30km/hオーバーから気持よくなってきて35km/h以上になるときしめんスポークの効果でかなり高い空力性能で加速します。
適当な重めのディープよりもはるかに速いです。
あ、あとこの空力のお陰で風がある時も性能を発揮します。ここはディープで横風に不安定になってしまう分レーゼロのプラス点ですね。

剛性の話ですが、こちらは反応がとてもクイックです。
どれだけ踏んだりモガいたりしてもたわむ感じはしません。
踏み出し軽く、反応が良いので、こっちがパワーさえちゃんと入れられれば高加速です。
その後の高速域の速度維持も空力性能の高さからこちらも優秀です。



と、ここまで書くと良いことだらけなようですが、ちゃんと読んでもらえれば分かるように無難な性能ではなく特徴があるホイールなので使い勝手は人によります。
人というかフレーム(バイク)です。


軽くて剛性の高いCento1 SLには高剛性で反応がクイックなレーゼロは相性抜群だと最近思うようになりました。
もっと良い組み合わせがあるかもですが、今考えられる感じではたぶんベスト3には入るほど(根拠ないけどw)の組み合わせだと思います。


剛性の高いホイールには剛性が高いフレームが良いと個人的には考えます。
ただ、フレームの剛性は高すぎては合わなくなる気がします。
中の上くらいの高剛性フレームにレーゼロはマッチしてます。(1つの相性として)

レーゼロは重さ自体は軽い方なくせして踏んだ感じはガッシリしているので感覚的には重さがあるように思えます。
なのでフレームは剛性があるだけでなく軽さも必要です。
そのフレームの軽さが、踏み出しの軽さと反応のクイックさを活かします。



といった感じがCento1 SLとレーゼロの組み合わせの現状のインプレです。
なので先日の『これからのホイール検討&妄想』で色々考えてはみたのですが当分はレーゼロがベストかなぁ、と思っている次第です。
というか、まずはCento1を1年くらい乗り込んでいった後で、そしてその頃には2年経過するであろうレーゼロを受けてでニューなホイール(ディープなカーボン?)を改めて検討するのがベストかな、と。
となると今時点ではロードレース用初号機のためにクアトロあたりをゲットするかな、と思われます。


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ちなみに余談ですが決戦用ホイールという考え方についてですが自分としては3つの理由から今のところは不採用としています。(決戦用ホイールとして普段は履かずにとっておくという使い方)

・高いのにもったいない(買ったんなら使ってナンボ!)

・いちいち交換するのが面倒くさい

そしてもう1点は「最大効率化の為」です。

例えばトレーニングとして鉄下駄(R500)を普段履きにして鍛えてレースの時は決戦用の軽いホイールにする場合、当然鉄下駄によって多くの筋肉などが鍛えられることになります。
その筋肉は自分の肉体としての成長でもあり、レースでも役に立つ(かもしれない)筋肉です。
が、鉄下駄を履いている時間に決戦用ホイールを履いていたとすると、鉄下駄で鍛えられる筋肉は決戦ホイールでは不要となりその同じ時間で他の箇所を鍛えることが出来ます。

良い機材を使うということは自分に足りない箇所を機材で補ってもらうことができ、それに楽して甘んじなければプラスで浮いた時間でそれとは別の、それ以上のことを鍛えることが可能になると思います。
サラリーマンホビーライダーが強く速くなろうとした場合の「最大効率化」を考えると良い機材は手元にあるなら積極的に使うべきだろうと考えました。

時間が許すならば鉄下駄でも、タイヤ牽きでもやって昔の部活小僧みたいに鍛えたいとは思うのですが、限られた時間しかない中で鍛えるとなると最大効率化を図れるやり方にしたいなぁ、と。
といっても、鍛えない時はノンビリライドやグルメライド、ファンライドはもちろんやりたいので"鍛える中では"効率を目指したいという考えです。


あくまで自分のイメージな話しなので数字や根拠は特にありません。
また鉄下駄トレーニングを否定しているわけでも全くありません。
自分のイメージ、考えは今はこんな感じです、という程度ですので。
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と色々と彷徨い事を書きましたが、あくまで今時点で思っていることなのでもろもろの心変わりの許容は何卒ご理解のほどお願い致しますw


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4 件のコメント:

  1. SECRET: 0
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    ふむふむ、なるほどですね。高級ホイールはもってない(RS80とキシエリとRS20)のでインプレは参考になります。たしかに相性はあると思いました。あざっす。NEWホイール欲しいな〜

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  2. SECRET: 0
    PASS: dfec5e05b299e782de50098ea2840758
    興味深いエントリーですね。
    しっかりyuuさんなりに分析していて凄いっす。
    ホイールは、単体そのものでも特性ってあるでしょうけど、
    やっぱりフレームとの組み合わせというか相性ってありますよね。
    あと、このエントリー読んで、BORAを普段使いしようかな?とちょっと心が揺れました(笑)

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  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    kikiさんへ
    コメントありがとうございます。
    ホイールはエントリー、ミドル(レーゼロくらいまで)、ハイ(高価フルカーボン)な感じかと思うのですが、ミドルの中でも相性グッドなものを選べればかなりの高スペックで走れるのかなぁ、と思ったりしました。
    おニューなホイール欲しいっすね~
    大会とか行っちゃうと周り見まくっちゃって物欲スパークしちゃういますよねww

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  4. SECRET: 0
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    ヒデヲさんへ
    コメントありがとうございますー
    いや~ホント勝手な間違いだらけの自己分析です^^;
    でも自分の感覚とは合致した分析ではあるので自分の役には立つかなーといったところですねw
    BORAは軽さがないアルミバイクにはあっているように思います。
    そんなに剛性が高くあるようには感じなかったので、なので自分にもエントリーのアルミ号(初号機)には相性良さそうな気がしました。
    あ、繰り返しますが凄まじく勝手な自己分析ですのでw
    でも乗ってナンボです!
    普段から乗っちゃってどんどん速くなっちゃいましょう\(^o^)/

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